潮間帯のサンゴ礁や岩礁に普通に生息するタカラガイの仲間。
殻高は約3cm、殻径は約2.2cm、背腹径は約1.5cmの卵円形になります。質は厚くて、硬いです。背面は丸く高まり、平滑で光沢があります。灰白色で、両側に沿って橙色の細い帯があり、前後端で近付き、時に輪状になります。若い個体には輪状の模様はなく、キイロダカラに良く似ています。両側の滑層は厚くなって、側方へ張り出します。殻口には11〜13の歯が、内外唇にあります。
サンゴ礁に多く生息し、時に岩礁のくぼみに大集群が見られることもあります。
古代、インド洋・西太平洋の貝貨の主流は、キイロダカラとハナビラダカラが使用されていました。
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