外洋に面した、潮間帯〜水深20mの岩礁に生息するタカラガイの仲間。
殻高は約3.5cm、殻幅は約2.5cm、背腹径は約1.7cmの卵円形になります。質は厚くて硬いです。平滑で光沢が強く、背は褐色地に小さな白い斑紋が多数あり、両側の滑層は濃褐色で張り出しています。前後端は白色を帯びます。腹面は平らで、狭い殻口の方へ色が薄くなり、内外唇に14個〜17個の歯があります。
未成殻では、殻は薄く小さい螺層があり、殻口は広く、外見は成貝と著しく異なります。色は淡い褐色で、中央にやや濃い色の帯があります。
死殻が擦り減ると、背面中央の小白斑紋は消え、紫色の層が出ます。
付着藻類などを食べます。
艶があり美しいため、コレクションや工芸品に使用されます。
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