小さいのでヒメタニシという名前が付けられていますが、実は意外と大きいんですよ。市街地に淡水の池や沼があっても、そこに貝類が生息していることは少ないので、ヒメタニシでも見付けると大きくてびっくりします。びっくりするというより、ギョッとするって印象かなー。
汚れた水質にも強いので、河川の河口付近に生息していたりもするんですが、普通は河川の河口付近に立ち入ることができないので、観察できる機会も少ないです。淡水の貝は、水辺を歩いているだけでは、なかなか見付けられません。自分から探して行って、沼に入ったりしないと。ヒメタニシが生息する場所には、ヒルが生息していることも多いので、ちょっと抵抗があります。
石などに付着した藻類を主食としていることや、水質の変化や悪化に強いことなどから、アクアリウム水槽でのコケ取り部隊として活躍してくれます。熱帯魚飼育などをすると水槽のコケに悩まされると思うので、コケ対策としてタニシ類を使ってみるといいと思います。石巻貝よりタニシの方が丈夫でオススメです。スネール類は嫌われることが多いけど、コケ対策にはスネールです。 |