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オオタニシ


オオタニシ
[和名・種類]

オオタニシ

[学名]

Cipangopaludina japonica

[英名]

Japanese mystery snail

[名前の由来]

大田螺。
別名、ツボドン、ツボ。

[分布]

日本各地

[科名]
巻貝綱(腹足綱)ニナ目(中腹足目)タニシ科
[特徴・解説]

 農業用水路や排水路には見られず、河川のワンドや大きな湖沼、農業用水池に生息するタニシの仲間。
 殻高は約7.5cmになります。日本産タニシ類では最大種になり、日本最大の淡水巻貝です。殻口をぴったりと塞げる蓋を持っています。殻は右巻きで、白色〜淡褐色ですが、表面は暗緑色〜暗褐色の厚い殻皮に覆われ、さらに藻類や酸化物などが付着しているため、大抵は黒く見えます。
 雌雄異体の卵胎生で、6月〜8月に20個〜30個の幼貝を産みます。
 冬は泥の中に深く潜って冬眠します。
 かつては農村の水田に沢山生息しており、貴重なタンパク源となっていました。北米では1890年代に日本人労働者によって食用として持ち込んだものが各地に拡がり、生態系を乱すとして問題視されています。

[観察・感想]

 もしかしたら、マルタニシとかヒメタニシかもしれない・・・。さらにもしかすると、実は陸貝のカタツムリの仲間とかだったりするかもしれない。普段から見慣れている物ではないので、見分けが難しいです。最近では急激に個体数が減少している貝なので、間違ってるかも。
 もし間違っていたら、ヒメタニシが正解だと思います。
 昔は大きく育ったものは、食用にもされていたみたいです。どこにでも生息している普通種だったんですが、今ではすっかり希少種になってしまいました。環境変化にも強い仲間ではあるんですが、それ以上に環境変化が激しいということなのかな。アメリカにたくさんいるみたい。

[写真撮影]

2007年09月13日

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