そらいろネット > 身近な植物図鑑 > 03月 > 野草・雑草 > ユリ科 > ハナニラ

ハナニラ


ハナニラ
[和名・種類]

ハナニラ

[学名]

Ipheion uniflorym

[英名]

Spring star

[名前の由来]

花韮。葉がニラに似ており、大きな花をつけることから。
別名、セイヨウアマナ(西洋甘菜)。

[分布]

南アメリカ原産

[科名]

ユリ科ハナニラ属

[花色]

白色淡青色

[花期]

3月4月5月

[特徴・解説]

 道端、土手などに生える、南アメリカ原産の多年草。
 高さ10cm〜20cmになります。鱗茎は白色で、長さ1cm〜2cmの卵形です。
 花茎の先に、白色〜淡青色の3cm〜4cmの6弁花を1個〜2個つけます。花弁中央には紫色の筋が入ります。茎の上方に長さ約2cmの1対の膜質の苞葉がつきます。花には芳香がありますが、葉や鱗茎はニラの香りがあります。
 葉は線形で、やや肉質な扁平です。地面をはうように生えます。
 観賞用として栽培されていたものが、温暖な地域を中心に 野生化しています。ニラという名前がありますが、葉には毒があり、食べると中毒を起こします。
 繁殖は球根で増やします。通常は秋に植え付けます。品種によって、淡紅色、黄色などもあります。春のみ地上に現れます。

[観察・感想]

 ニラという名前が付くにもかかわらず、食べられないハナニラです。有毒植物なので、食べるとおなかを壊してしまいます。食用にされるハナニラとは別の種類の植物になります。
 ハナニラの毒性については、それほど詳しく調査・研究されていないみたいです。植物全体からは、ニラと同じ香りがするのですが・・・。ただ、間違えて食べたとしても、手足がマヒしたりとか、命にかかわるような中毒症状が現れるわけではないみたいです。気持ち悪いとか、吐き気がするとか、下痢をしたとか、その程度みたいです。ネットで間違えて食べちゃった人がいたような気がするんですが、なんともなかったって書いてあったような気もします。
 ハナニラは道端や人家近くで見かけることの多い植物です。住宅から少し離れたりすると、そこには生えていなかったり。人為的に守られているところでは、たくさん生えるんじゃないかなって思います。人の手がほとんど加わらない野原などでは、ほとんど見かけないですね。

[写真撮影]

2009年03月17日

横須賀市野比
横須賀市野比
ハナニラ
ハナニラ
ハナニラ
ハナニラ
-
広告
メインコンテンツ
家庭の医学
身近な植物図鑑
身近な昆虫図鑑
身近な野鳥図鑑
身近な貝殻図鑑
身近な生き物図鑑
ベランダ園芸
三浦半島観光地図
コミュニティー
広告



  3月-野草・雑草  
ゼニアオイ そらいろネット ハナニラ
Copyright 三浦半島身近な図鑑 そらいろネット All right reserved.