[和名・種類] |
イキシア |
[学名] |
Ixia |
[英名] |
African corn lily |
[名前の由来] |
和名、槍水仙(ヤリズイセン)。剣状の細長い葉を伸ばすスイセンのこと。
別名、アフリカンコーンリリー。アフリカのトウモロコシ畑に咲くユリのこと。 |
[分布] |
南アフリカ原産 |
[科名] |
アヤメ科ヤリズイセン属 |
[花色] |
赤色・黄色・白色・桃色・紅色・紫色 |
[花期] |
4月・5月 |
[特徴・解説] |
南アフリカ原産の半耐寒性の球根植物。
草丈は30cm〜50cmになります。茎は直立してほとんど分枝せう、剛直です。茎や葉を傷付けると、ネバネバした粘液が出ます。
葉は剣状で、基部と茎に合わせて数枚つきます。
細い花茎に穂状花序をつけ、径4cm〜8cmの6弁花を5個〜10個、2列に咲かせます。花は横向きに咲きますが、同じ向きに咲くものや螺旋状に咲くものもあります。交配種にはさまざまな花色があり、複色もあります。曇天の日や夕方には、花は開きません。
球茎は繊維に覆われ、径約2.5cmのらっきょう形です。
園芸店で球根が販売されています。日当たりと水はけの良い用土を好み、連作や強い酸性土を嫌います。10月〜11月に植え付け、春になってから芽が出るようにします。暖地では植えたままにしておくと、自然に繁殖して広がります。 |
[レポート] |
イキシアの花の写真。和名はヤリズイセンといいますが、園芸種でイキシアの名前で一般的に流通しているので、イキシアとしておきました。和名にこだわる人はヤリズイセンで。
スイセンかという和名なのに、スイセンの仲間じゃないんですよ。スイセンはヒガンバナ科だけど、イキシアはアヤメ科なので。しかも英名ではLilyと呼ばれるのでユリのことなんですが、ユリ科じゃなくてアヤメ科なんですよ。とっても紛らわしい植物です。
実は自分も、ユリ科の植物だと思って調べていたんですよ(^^;)。でもユリ科で該当する植物は存在しなかったので、それならヒガンバナ科かなーと思って調べてみたんですが、それでも該当する植物は存在しなくて・・・。園芸の本を隅から隅まで読んでみたら、イキシアに辿り着きました。なんとアヤメ科、アヤメやハナショウブにはまったく似てないですよね。
三浦半島は比較的、気候が温暖なので、育て方も簡単みたいです。誰かが育てているというわけじゃなく、雑草と一緒に生えていました。 |
[写真撮影] |
2008年04月29日 |
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