東ヨーロッパが原産の常緑宿根草です。
高さ15cm〜30cmになります。
掌状に深裂した葉を根生させます。
花茎を伸ばし、経5cm〜6cmの花を1輪〜2輪つけます。大きく発達した5枚の萼片が花弁状になり、中央に多数の雄しべと、雄しべの周りに緑色を帯びた筒状の短い花弁があります。本来の花弁は、蜜腺として残っています。近年では一重咲きのほか、八重咲き、カップ咲き、剣弁咲きなどの品種もあります。
半日陰で肥沃な土を好みます。花壇、鉢植えなど観賞用に栽培されます。株分け、実生で増やすことができます。実生では親株と異なる花を咲かせる特徴を持ちます。耐寒性があって丈夫なため、育てやすい植物です。有毒植物で、摂取すると嘔吐、腹痛、下痢などを起こしますが、民間薬として使われていたこともあります。
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