マンリョウ

[和名・種類]

マンリョウ

[学名]

Ardisia crenata

[英名]

Coral bush

[名前の由来]

万両。果実が美しく、センリョウより価値が高いため。

[分布]

関東地方以西

[科名]

ヤブコウジ科ヤブコウジ属

[花色]

白色（葉：緑色に掲載）

[花期]

７月・８月

[特徴・解説]

　常緑樹林内に生える常緑低木。
　茎は直立し、上部でまばらに小枝を出し、高さは30cm〜100cmになります。
　葉は互生し、葉身は長さ4cm〜13cm、幅2cm〜4cmの長楕円形です。縁には波状の鋸歯があります。波の谷間に腺体があります。質は厚く、両面とも無毛です。裏面には明点と黒褐色の細点がまばらにあります。
　枝先に直径約8mmの白い花を、散形状に10数個つけます。花冠は5深裂し、裂片は反り返ります。雄しべは5個、雌しべは1個です。
　果実は直径6mm〜8mmの球形の液果です。11月頃に赤く熟し、翌年の4月頃まで残ります。核は直径5mm〜6mmです。
　庭木、鉢植えに使用されます。名前が縁起が良いことから、正月飾りに使われます。果実が黄色に熟すキミノマンリョウ、白色に熟すシロミノマンリョウなどの園芸種があります。

[観察・感想]

　野生のマンリョウってほとんど生えていないはずなんだけど・・・。なぜか生えてた(^^;)
　でもきっと、野生のマンリョウじゃないんだろうなー。わざわざ誰かが植えるような場所ではないので、野鳥が栽培されていたマンリョウを食べて、フンと一緒に種子を落としていったものだろうと思います。
　でもいちよ、野生下で生えている場所と同じ、照葉樹林下に生えていました。薄暗い場所に生えていたため、画質の悪い写真になってしまいました。でも、野生のマンリョウは初めて見たので、記念写真として掲載しておきます。
　自分でもマンリョウを栽培したことはありますが、栽培を続けていくうちに、下の方に葉っぱがなくなってしまうため、長年育てているとどうでもよくなってきてしまうことが多いです。上の方んだけ葉っぱが集中してしまうので、やや不格好になってしまうので。そのため、果実を株元に埋めておいて、新しい芽が出てくるのを期待したりしていただけど。いろいろやっている間に、枯れちゃうんだよなぁ〜。

[写真撮影]

2009年04月02日