[和名・種類]
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アルストロメリア
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[学名]
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Alstromeria spp.
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[英名]
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Lily of the incas, Peruvian lily
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[名前の由来]
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あるすとろめりあ。スウェーデンの男爵クラース・アルストレーマーから。
別名、ユリズイセン(百合水仙)、オキハナビ。
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[分布]
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南アメリカ原産
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[科名]
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ユリ科ユリズイセン属
ユリズイセン科(APG分類体系)、ヒガンバナ科(新エングラー体系)
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[花色]
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白色・橙色・淡紅色・赤色など
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[花期]
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5月・6月・7月・8月・9月
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[特徴・解説]
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南アメリカのアンデス山脈の寒冷地原産の多年草。
茎はやや太く立ち上がり、高さ30cm〜100cmになります。地下茎を伸ばし、白色でやや細長い球根を作ります。
花茎を伸ばし、先端は分枝し散形花序を作ります。花は白色、オレンジ色、ピンク色、赤色など多様です。花弁は6枚あり、3枚の外花被片は丸みがあり大きく、3枚の内花被片には条斑が入ります。
葉は互生し、幅広の披針形です。付け根付近でねじれ、葉裏が上を向きます。
1753年(宝暦3年)、南米を旅行中の博物学者カール・フォン・リンネが発見しました。日本には、1926年(大正15年)に渡来しました。オランダで品種改良が盛んに行われ、観賞用、生花として栽培されます。
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[観察・感想]
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とっても色鮮やかなアルストロメリアの花。ピンク色、黄色、赤色、オレンジ色など、とても綺麗な花を咲かせます。自分で育てているわけではありませんが、見付けると写真を撮りたくなってしまう花です。
アルストロメリアは、分類がちょくちょく移動してしまう植物です。最新の分類体系では、ユリズイセン科が新しく設けられてその仲間になりました。外見的な特徴としてはユリ科かなって思うのですが、遺伝子レベルで分析するとユリ科とは違うみたいですね。APG分類体系によって、多くの植物の分類が変更されたので、とてもわかりづらくなってしまいました。植物観察をする人にとっては、遺伝子による分類より外見的特徴による分類の方が直感的でわかりやすいんですけどね。
球根で育てる植物なので、自分でも育ててみたいなって思っています。
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[写真撮影]
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2009年04月07日
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