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ムスカリ
Muscari armeniacum
Grape hyacinth, Muscari
学名から。ギリシャ語でジャコウ(ムスク)のことをmoschosということから。 別名、グレープヒアシンス。花がブドウの房のように見えることから。
南西アジア・地中海沿岸地方原産
ユリ科ムスカリ属
青紫色
3月・4月
南西アジア・地中海沿岸地方が原産の多年草です。 高さ10cm〜30cmになります。花後に地上部は枯れ、球根植で越夏します。 葉は線形で根元から生え、多肉質です。 花茎を伸ばし、先端に壺形や長楕円形の花を多数つけ、穂状になります。花色は青紫色ですが、白色・コバルト色などの品種もあります。花弁はあまり開かず、下向きに咲きます。 果実は刮ハです。花茎の先端部分は不稔性で結実しないことが多く、下部は稔性で結実します。 1980年代になって国内で流通し、観賞用として栽培されます。
ムスカリの花の写真です。 以前はあまり見かけなかった植物ですが、ここ数年になって普通に見かけるようになりました。園芸店に行けばポット苗で安く売られているし、公園の植え込みなどにもごく普通に植えられるようになりました。業者にとっては、丈夫で繁殖しやすい植物なのでしょうか。 たくさん植え付ければ主役になれますが、脇役としても活躍してくれます。チューリップとの組み合わせが最適だって言われています。 球根植物で毎年花を咲かせてくれるので、一度植え付けたら放置しといてもいいんじゃないかなと思います
2009年04月10日