南ヨーロッパや北アフリカなど、地中海沿岸が原産の多年草です。
高さ20cm〜90cmになります。年月が経つと茎は木質化します。
葉は茎の下部で対生し、上部で互生します。
花茎を伸ばし、穂状に花を咲かせます。太い筒形の花冠の上部は仮面状をなします。花筒部はやや袋状に膨れます。白色、赤色、淡紅色、橙色、黄色など、花色が豊富です。
果実はドクロ形です。こぼれ種で良く増えます。種子から油が採れます。
日本には江戸時代後半に渡来しました。園芸では秋蒔きの一年草として扱われ、冬〜春に開花します。矮性種は花壇や鉢花、高性種は切り花に利用されます。一代雑種、四倍体種、八重咲きなど、園芸品種が多く、花色も豊富です。
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