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キンギョソウ


キンギョソウ
[和名・種類]

キンギョソウ

[学名]

Antirrhinum majus

[英名]

Snapdragon

[名前の由来]

金魚草。花の形が金魚がヒレを拡げて泳いでいるように見えることから。

[分布]

地中海沿岸原産

[科名]

ゴマノハグサ科キンギョソウ属
APG植物分類体系ではオオバコ科キンギョソウ属

[花色]

白色赤色淡紅色橙色黄色

[花期]

3月4月5月6月7月8月9月10月

[特徴・解説]

 南ヨーロッパや北アフリカなど、地中海沿岸が原産の多年草です。
 高さ20cm〜90cmになります。年月が経つと茎は木質化します。
 葉は茎の下部で対生し、上部で互生します。
 花茎を伸ばし、穂状に花を咲かせます。太い筒形の花冠の上部は仮面状をなします。花筒部はやや袋状に膨れます。白色、赤色、淡紅色、橙色、黄色など、花色が豊富です。
 果実はドクロ形です。こぼれ種で良く増えます。種子から油が採れます。
 日本には江戸時代後半に渡来しました。園芸では秋蒔きの一年草として扱われ、冬〜春に開花します。矮性種は花壇や鉢花、高性種は切り花に利用されます。一代雑種、四倍体種、八重咲きなど、園芸品種が多く、花色も豊富です。

[観察・感想]

 ふわふわの近所のような花を咲かせるので、金魚草です。金魚の種類の中でも、琉金といったところですかねー。系統としては、コメットではないですよね。
 リナリアよりもボリュームがあって綺麗な花です。花壇に植え付けたりすれば、存在感があります。
 最近では、キンギョソウの種子がドクロの形をしていてホラーだって話題になっています。実際にドクロなので、機会があったら写真を撮っておきたいと思います。
 これまでの分類体系ではゴマノハグサになっていましたが、最新のAPG植物分類体系ではオオバコ科に移動となりました。APGって遺伝子を調べて分類を決めているので確実なんですが、外見的特徴によってグループ分けされているわけではないので、一般人にはわかりづらいですよねー。一般人がDNAを調べられるわけじゃないし・・・。APGは覚えるのが大変です。

[写真撮影]

2009年05月02日

野比
横須賀野比
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