土手、空き地、荒れ地、休耕田などに生える、北アメリカ原産の多年草。
茎は毛が密生し、高さ1m〜2.5mになります。太い地下茎を網状に伸ばして増えます。
茎先に長さ10cm〜50cmの大型の円錐花序を出し、黄色い頭花を多数つけます。茎の上部に多くの枝を出し、枝の上側に偏って頭花をつけます。舌状花は雌性で、舌状部は細くて小さく、長さ約4mmです。総苞は長さ3mm〜3.5mmで、総苞片は線形で3列に並びます。
葉は互生し、長さ6cm〜13cm、幅1cm〜2cmの披針形〜楕円形です。3脈があります。縁には低い不揃いな鋸歯があります。先端は尖ります。短毛が生え、ざらつきます。
果実は、長さ約1mmのそう果です。汚白色の冠毛があります。
日本には、明治時代に観賞用として渡来しました。栽培されていたものが野生化し、第二次大戦後に暖地を中心に急速に分布が広がりました。繁殖力が強く嫌われますが、秋の蜜源植物として養蜂業者には重宝されています。地下茎からアミンという他の植物の成長を阻害する物質を出し、大群落を作ります。種子でも繁殖しますが、おもに地下茎で繁殖します。花粉症の原因と騒がれた時期もありましたが、虫媒花なので関係ありません。
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