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シコンノボタンの花

[和名・種類]

シコンノボタン

[学名]

Tibouchina urvilleana

[英名]

Glorybush

[名前の由来]

紫紺野牡丹。濃い紫色のノボタンのこと。
別名、スパイダーフラワー。花がクモに似ていることから。

[分布]

ブラジル原産

[特徴・解説]

　ブラジル原産の、常緑低木。
　高さ1m～3mになります。枝や葉に、白い軟毛が密生します。
　葉は対生し、長さ約10cmの長楕円形です。数本の葉脈が目立ちます。
　花は、直径7cm～12cmの濃紫色です。花弁は5個です。雄しべは10個あり、5個が長く、花糸の先端に楕円形の付属器が2個並んで付き、その先端に大きく湾曲した細長い葯が付きます。一日花です。
　果実は蒴果です。
　観賞用として、鉢植えや庭木に利用されます。暖地では屋外で越冬可能です。挿し芽で増やすことができます。

[観察・感想]

　シコンノボタンの花の写真です。
　花が大きくて目立ち、特徴的な形をしています。花の中心部分がクモのように見えることから、スパイダーフラワーと呼ばれることもあります。私が受けた印象では、クモというより、ゲジゲジでした。どちらも、似たようなものかな(^^ゞ
　園芸種として流通していて、ノボタンという名称で販売されていることが多いです。本来のノボタンは、別の種類の植物になりますが、省略されちゃっているみたいです。本当のノボタンは、沖縄に分布していますが、流通することはほとんどありません。
　シコンノボタンは、三浦半島では人家の庭先などで、たまに見かけることができます。それほど頻繁に見かけるわけではないですが、屋外でも越冬できるので、育てやすい種類になると思います。一日花なので、葉だけが茂っている姿を見かけることの方が多いかも。でも、花付きが良いので、いつでも花を楽しむことができる植物です。