インド、東南アジア原産の一年草の野菜。
茎はつる状で長く這い、長さ約10mになります。短毛が生え、巻きひげを出して他物に絡みます。
葉は大形で、掌状に裂け、多数の毛が生えます。
花は葉腋から、黄色の5弁花を出します。雄花と雌花がありますが、雌雄同株です。やや結実しづらいです。
果実は円形〜楕円形の液果です。径30cm〜50cm、重さ7kg〜10kgになります。表面は品種によって、白色粉を吹くもの、粗毛が生えるものなどがあります。
高温性で、日本には平安時代に中国から渡来し、関東以西の暖地で栽培されてきました。夏に果実を収穫し、吸い物、煮付け、炒め物などにして食用にされます。果実は冷暗所に保管すれば、長期保存可能です。種子は利尿作用があり、熱を冷ます漢方薬としても使用されます。
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