南ヨーロッパ原産の多年草ですが、日本では一年草です。
茎は直立し、高さは20cm〜80cmになります。
葉は互生し、長さ約10cmの長楕円形で全縁です。灰白色の細毛が生えるため、緑白色に見えます。
茎先に総状花序を出し、径約5cmの4弁花をつけます。花色は多様で、八重咲きと一重咲きの品種があり、芳香があります。
果実は角果です。八重咲き品種は雌しべが花弁化しているため、結実しません。
日本には江戸時代の寛文年間に渡来しました。花壇、切り花として栽培されます。花壇向きの矮性種、切り花向きの分枝しない1本立ち品種、葉に毛のない品種などもあります。ヨーロッパでは薬草としても利用されていました。
|