ストック

[和名・種類]

ストック

[学名]

Mathiola incana

[英名]

Stock

[名前の由来]

すとっく。英名から。
和名、アラセイトウ（紫羅欄花）。葉がラセイタという布に似ているため、葉ラセイタと呼ばれていたものが転訛したもの。

[分布]

南ヨーロッパ原産

[科名]

アブラナ科アラセイトウ属

[花色]

桃色・白色・赤色・紫青色・藤色

[花期]

２月・３月・４月

[特徴・解説]

　南ヨーロッパ原産の多年草ですが、日本では一年草です。
　茎は直立し、高さは20cm〜80cmになります。
　葉は互生し、長さ約10cmの長楕円形で全縁です。灰白色の細毛が生えるため、緑白色に見えます。
　茎先に総状花序を出し、径約5cmの4弁花をつけます。花色は多様で、八重咲きと一重咲きの品種があり、芳香があります。
　果実は角果です。八重咲き品種は雌しべが花弁化しているため、結実しません。
　日本には江戸時代の寛文年間に渡来しました。花壇、切り花として栽培されます。花壇向きの矮性種、切り花向きの分枝しない1本立ち品種、葉に毛のない品種などもあります。ヨーロッパでは薬草としても利用されていました。

[観察・感想]

　アブラナ科の園芸植物、ストックの花の写真です。
　ストックっていうと、スキーのストックとか、ハイキングのストックとか、スタートレックのスポックとか・・・。いろんなのがあるので、検索するとアブラナ科のストックがヒットしなかったりすることもあります。
　ストックは切り花としても人気があるし、観賞用としても人気があります。切り花では大きくなる品種が好まれ、ポット苗などで園芸用として栽培するときは小さな矮性種が好まれます。
　写真に撮ったのは花壇に植えられていたストックで、八重咲き品種の矮性種です。他にもいくつか植えられていたのですが、すべて手ぶれやピンボケで・・・。ちゃんと撮れていた写真は、この1枚だけでした。ちょっと花が傷んでいるので、もう少し状態の良い花の写真を撮りたかったなー。
　タネから育てることもできますが、園芸店でポット苗を購入して育てるっていうのが、多いんじゃないかなって思います。

[写真撮影]

2009年03月17日