林縁に生える常緑つる性木本。
枝から気根を出して、他の木の幹や岩に張り付きます。本年枝は褐色で、短い伏毛が密生します。枝や葉を折ると、白い乳液が出ます。
葉は互生し、長さ4cm〜10cm、幅3cm〜5cmの楕円形、もしくは広楕円形になります。先端は鈍く、基部は円形です。全縁で、質は厚いです。側脈は4対あり、主脈から30度〜40度の角度で分枝します。裏面は灰白色で、葉脈が綺麗に浮き出ます。葉柄は長さ1cm〜2.5cm。はじめ短い伏毛が密生しますが、のちにやや無毛になります。成木の葉に比べ、幼木の葉は著しく小さいです。
雌雄別株です。花は葉腋に花嚢が1個ずつ付きます。花嚢は球形、または倒卵形で、雄と雌の花嚢は同形です。柄は長さ5mm〜10mmで、褐色の伏毛が密生します。
果実は果嚢で、長さ3.5cm〜5cmの倒卵形です。10月〜11月に紫色に熟します。
プミラという流通名で観葉植物として使用されます。壁面緑化にも使用されます。
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