新井白石が住んでいたといわれるあたりです。
日本史上ではほとんど誰もが知っている人物ですが、意外と小さな史跡なんですね。もっと立派な何かがあるのかと思っていたので、ちょっと拍子抜けしちゃいました。
新井白石は、徳川六代将軍家宣、七代将軍家継の相談役として活躍した儒学者です。
先祖は上野国の小領主で、豊臣秀吉の小田原攻めによって没落したとされています。明暦の大火の翌日、焼け出された避難先で生まれたとされています。
青年期の数年間、久留里藩主土屋利直に仕え、久留里の地に赴いています。新井白石は土屋利直の江戸詰の家臣の子で、幼少期から優秀でした。13歳で、土屋利直の代筆を勤めていたそうです。気性が激しく、大火の翌日に生まれ、怒ると眉間に「火」の字に似たシワができるため土屋利直から「火の子」という愛称で呼ばれ、後年では幕府の反対派からは「鬼」と呼ばれていました。
21歳の時、土屋家の内紛のため、久留里藩から追放されてしまいます。
|