|
|
城ヶ島灯台の始まりは、1648年(慶安元年)の烽火台までさかのぼります。場所は城ヶ島の東の安房崎に、異国船に備えて、建てられました。燃料は三崎城空堀の竹を使用していました。
現在地に燈明堂が建てられたのは、約30年後になります。障子を張り巡らせた和風灯台です。
洋式灯台としては、1870年(明治3年)に完成した、日本で5番目に作られた洋式灯台です。フランス人技師ヴェルニーによって建てられました。当時使用されたレンガには「ヨコスカ製鉄所」の刻印があります。燃料にはアセチレンガスを使い、2万カンデラの明るさでした。
1923年(大正12年)、関東大震災により倒壊してしまいました。その後、1927年(昭和2年)、高さ9mの現在の灯台が建てられました。日本最初の白タイルの灯台となりました。1928年(昭和3年)から城ヶ島にも電気が敷設されたことにより電灯を使い、明るさは12万カンデラになりました。
1991年(平成3年)、点灯120周年を記念して碑が建てられました。
2001年(平成13年)には、『トロと休日』のロケ地として使われました。
現在、灯台あるの敷地内は立ち入り禁止となっています。灯台施設も1991年(平成3年)から、無人化されています。灯台周辺は綺麗に整備され、眺めの良い灯台公園となっています。
写真は旧城ヶ島灯台で使用されていた銅製の日時計です。 |
写真撮影:2007年09月26日 |
|
|
|
|