山号は金亀山極楽寺三學院、宗派は真言宗智山派。
創立年代は不詳ですが、元亀年間(1570年〜1572年)以前の開創と思われます。
本尊は十一面観世音菩薩立像で平安中期の面影があり、慈覚大師の作と伝えられています。丈は1.65m(5尺5寸)で一木造の金箔塗りです。
1591年(天正19年)、徳川家康より御朱印20石を受領し、歴代の将軍から保護されました。朱印状は13通現存。当寺は新義真言宗の古刹であり、近世以前から関東七ヶ寺の一つとして、また江戸時代には関東十一壇林の一つとして新義真言宗僧侶の教育機関を果たしていました。
かなり大きなお寺でした。
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