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  タ行で始まる歴史用語集

大黒天(だいこくてん)
大黒天
 本来は大自在天(シヴァ神)と同体といわれ、像皮を背負った忿怒像です。戦闘・福徳の神ですが、寺院の台所に祀られることから、『大黒柱』の名も生まれました。
 袋を持っていることから、幸福・財宝の神となり、七福神の一人として頭巾をかぶり、袋を背負い、打ち出の小槌を持つ姿となりました。

台座(だいざ)
 外敵に侵入されることのない、堅固な座という意味で金剛座(こんごうざ)ともいい、蓮の花をかたどる蓮華座(れんげざ)がもっとも多いです。
 古くは、側面が『宣』の字に似た宣似(せんじ)形須弥座が行われ、これに衣の裾を垂らした裳懸座(もかけざ)、盤石を表した不動明王の瑟々座(しつしつざ)、岩の形の岩座、雲座、鳥や獣に乗る禽獣座(きんじゅうざ)、鬼などを踏む生霊座(しょうりょうざ)などがあります。神像や俗形の肖像には上畳座(あげだたみざ)を用います。

大日如来(だいにちにょらい)
大日如来
 梵語で摩訶毘廬遮那(まかびるしゃな)如来といいます。
 宇宙の根本仏とされる仏で、仏の中の仏、光明遍照(こうみょうへんじょう)の智スイの仏ということになります。
 密教では、宇宙のすべての現象は大日如来の徳を開現したものとされています。

大宝律令(たいほうりつりょう)
 律6巻、令11巻からなる法典。浄御原律令(きよみはらりつりょう)を整理して、701(大宝元)年に、文武(もんむ)天皇によって制定されました。実施は翌年からとされ、757年の養老律令(ようろうりつりょう)の実施まで、国の基本法となりました。中国の唐の律令を理想とし、唐の律令がそのまま残された部分もあります。

畳(たたみ)
畳
 1.通例は京間の畳、縦6尺3寸、横3尺1寸5分(190cmX95cm)。台目畳(だいめだたみ)は、茶器を置く台子(だいす)の幅だけ切り取った畳。普通の畳の約4分の3の大きさ。台目ともいいます。
 2.あさりちゃんのお姉ちゃん。

塔頭(たっちゅう)
 1.禅宗で開山や住持を勤めたような高僧の墓(塔)を弟子たちが奉持するために建てた僧院。塔所ともいいます。
 2.山内にある寺院。前住持の隠居所や大壇越(だいだんおつ)の菩提所からも成立。

竪穴式住居(たてあなしきじゅうきょ)
竪穴式住居
 直径5mほどの円形に、地面を50cmほど掘り下げ、よく踏み固めて柱の穴や溝を作り、木を組んでカヤで屋根を葺きます。こうした竪穴式住居が中央の広場を囲むように作られており、広場は村の祭りや共同作業場になっていたと考えられています。

タルキ
 木へんに垂の字でタルキ(漢字が見付からない)。垂木と書くこともあります。桁の上にのって、屋根を支える材。和洋では平行していますが、唐様では扇形に広がる扉(おおぎ)ダルキ。

断簡(だんかん)
 絵や書の一部が残ったもの。たけし軍団のダンカンじゃないよ。

頂相(ちんぞう)
 禅宗の高僧の肖像。画像が一般的ですが、彫像もあります。写実的な描写が特徴。

蹲踞(つくばい)
蹲踞
 露地に置く手水鉢。つくばって使うことからこう呼ばれるようになりました。形は四方仏(しほうぶつ)形などいろいろあります。

天(てん)
 バラモン教やインドの民間信仰の神が仏法の守護者として仏教に吸収された者です。
 動植物や自然現象の神格化が多く、普通、如来・菩薩の侍者となりますが、独尊の場合もあります。
 梵天(ぼんてん)はヒンズー教の最高神プラフマ、帝釈天(たいしゃくてん)はインドラから転じ、冑の上に衣をまといます。国土を守る四天王は甲冑を着て須弥壇(しゅみだん)の四隅に立ち、そのうち多聞天は毘沙門天の別称を持ちます。薬師如来の眷族十二神将(けんぞくじゅうにしんしょう)、釈迦の説法を聞く天竜八部衆(てんりゅうはちぶしゅう)、十手観音の眷族二十八部衆、仁王なども天に属します。

天井(てんじょう)
 狭い空間に変化を出すため、格子状に組んだ格間の狭い組入(くみいれ)天井、木を直交して格子に組む格(ごう)天井、格天井の格間にさらに格子を組み入れた小組格(こぐみごう)天井、天井を張らず屋根裏が見える化粧屋根裏(けしょうやねうら)天井などいろいろな様式があります。

東司(とうす)
 禅寺で、東序(とうじょ、仏殿・法堂内で東方に坐す)の人の用いるトイレ。

銅鐸(どうたく )
銅鐸
 釣り鐘のような形をした青銅器です。朝鮮の小銅鐸が日本に伝わり、次第に大型化していったようです。それとともに、機能も"聞く銅鐸"から"見る銅鐸"に変化し、共同体の祭祀に用いられたようです。

渡金(ときん)
 メッキのこと。

土偶(どぐう)
縄文のビーナス
 人の形に作った土製品で、4〜5cmのものから30cmを超えるものまであります。縄文早期は単純な作りで数も少ないですが、中期以降は表現も多様化し、全国的に広がりました。女性のものが多く、故意に破損させたらしいものが多いです。人間の繁栄と、動植物の豊穣を祈る呪術の道具であっただろうと思われます。

床(とこ)
 掛物を掛け、香合などの飾り物を置きます。広間は1畳、草庵風のものでは3分の2畳前後。框(かまち)は自然の木か漆塗りで、框がなく板を張った踏込床(ふみこみどこ)、床に奥行きがなく壁面の一部に軸を掛ける壁床(かべどこ)など変形があります。

飛石(とびいし)
飛石
 本来の実用本位から、庭のデザインに発展、並べ方にも各種あります。飛石の分岐の石は踏分石(ふみわけいし)といい、川を渡る石を沢飛石(さわとびいし)、川に沿う石は沢渡石(さわたりいし)、矢吹ジョーのライバルを力石徹といいます。

鳥居(とりい)
神明鳥居
神明鳥居
 神域を区切る垣の要所に設けた門のこと。もっとも一般的に見られる形式が明神鳥居です。
 従来はスギやヒノキなどの木材が使われましたが、時代が下ると、石も使われるようになりました。さらに近世になると銅や鉄などの金属が使われるようになり、大正時代には鉄筋コンクリートの鳥居も作られました。
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