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土師器は庶民にとっては、食器として日用品として使われていた土器です。土器作りの専門集団といわれる土師部(はしべ)ができ、そこで大量に作られるようになったことから、文様はなくなり地方色もなくなりました。どうやら小矢部にも窯があったようです。
土師器は律令国家の統制を受けていたため、同じような技法によって作られた土器が全国的に分布しています。
窯といっても、小さな焼成坑を地面に掘って焼成するので、密閉性はありません。600℃〜750度で焼成され、橙色〜赤褐色をしています。焼成温度が低いため、須恵器に比べると軟らかく割れやすいです。
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