日本史に詳しい人じゃないと知らないかもしれませんが、日本は第一次世界大戦にも参戦していました。第二次世界大戦ではご存知のように大敗を喫しましたが、第一次世界大戦では連合国側として参戦し戦勝国となっています。
日本は日英同盟に基づいて、1914年8月23日にドイツ帝国へ宣戦を布告し連合国の一員として参戦し、帝国陸軍はドイツが権益を持つ中華民国山東省の租借地青島を攻略、海軍は南洋諸島を攻略しました。1917年には巡洋艦「明石」及び樺型駆逐艦計8隻からなる第二特務艦隊をヨーロッパに派遣、ロシア革命後の1919年に他の大国とともにシベリア出兵を実施しています。
第一次世界大戦における大日本帝国とドイツ帝国の戦争は、日独戦争と呼んでいます。陸軍はドイツが権益を持つ中華民国山東省の租借地青島を攻略、海軍は南洋諸島のドイツ要塞を次々に攻略し、第一次世界大戦終結とともに日本が勝った形で終結しました。
戦後、それまでドイツが支配下に置いていた赤道以北の太平洋上の南洋群島を委任統治領として譲り受けるとともに、国際連盟の常任理事国となりました。
そして戦利品として、ドイツ帝国の潜水艦を譲り受けました。武装解除したドイツ帝国軍潜水艦140隻のうち数隻を譲り受け、はるばる日本まで航行させてきました。その潜水艦隊が横須賀軍港に係留されました。
写真からみると、潜水艦というよりもボートやヨットのようにも見えますが、これでも水深100mくらい潜ることができます。最近の潜水艦では、水深500mくらいまで潜ることができるとされていますが、軍事機密になっているため正確な潜水可能深度は不明です。
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