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変わった船体をした船が停泊しているのを発見。全通甲板っていうんですかねー、船首から船尾まで繋がった甲板を持っています。船体から考えると、波にはかなり弱そうな気がしますが、双胴船のようだし、活動するのは港湾施設内のため問題なさそうです。船名にホーエルって書いてある。
海上災害防止センターが所有する訓練船で、キシレン(薬剤の原料で医薬用外劇物)やベンゼン(有機化学工業で幅広く使われる芳香族炭化水素、ベンゾールとも呼ばれる)などの有害危険物質(HNS)の海上への流出事故対策を行うための訓練船です。
海上災害防止センターは、海上に流失した油の防除などを行うために1976年(昭和51年)に設立されました。2003年10月に独立行政法人となりました。HNSについては、海上に流失すると、人命や船舶の交通、海洋の環境に深刻な影響があるため2006年6月には海洋汚染防止法が改正され、海上災害防止センターが全国規模のHNS防災体制の整備を行うことになりました。
訓練船ホエールは実際の活動に参加するのではなく、海上災害防止センターが実施する海上防災訓練コースに使用されているようです。船舶乗組員や、コンビナートや電力会社の社員を対象にした防災訓練です。
次は訓練中の様子を写真に撮りたいですね。
Tourist Information & Historic Spot. Whale, Shinkocho, Yokosuka City, Kanagawa, Japan. |
写真撮影:2008年02月20日 |
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