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シャトル・ハイウェイライン


シャトル・ハイウェイライン

京急横須賀中央駅下車 徒歩15分
地図
シャトル・ハイウェイライン
シャトル・ハイウェイライン

 株式会社シャトル・ハイウェイラインの本社。横須賀港(久里浜港)-大分港(大存埠頭)間を結ぶ高速フェリーでしたが、一度もその姿を見ることなく倒産してしまいました。せめて船の姿くらいは、最低でも発着場所くらいは見ておきたかった・・・。乗ってみたかったんだけど、残念だなー。
 ニッポー物流サービスなど九州地区の中堅陸運会社が中心となって設立されました。北九州市の日本磁力選鉱や、京浜急行電鉄、横須賀市なども出資し、株主として名を連ねていました。1999年(平成11年)12月3日、株式会社シャトル・ハイウェイラインは設立されました。
 2000年10月、に大分〜横須賀間の一般旅客定期航路事業の免許を取得し、2002年から新造船2隻で運航を予定していた。しかし資金難から建造を断念。九越フェリーが保有していた「れいんぼうべる」、「れいんぼうらぶ」を買収する方針に変更しましたが、交渉がまとまりませんでした。船舶購入の目処が立たず、就航はズルズルと延期になりました。
 最終的には、かつて商船三井フェリーが運航し、退役後長崎市の船舶保有会社ハヤシマリンが保有し、長崎港に係船されていた中古船2隻を購入し、2004年4月17日から運航が開始されました。長距離トラックの利用しやすい運航ダイヤに設定したため、旅客に関しては重点が置かれませんでした。就航開始から数ヶ月は1便にトラック数台ということが普通で、貨物・旅客ともに乗船ゼロというケースもありました。地道な営業努力と、関東・九州間で競合するマリンエキスプレスの撤退などの結果、徐々に乗船台数は増加し、満船も珍しくなくなった時期もありました。
Tourist Information & Historic Spot. Shuttle Highway Line, Shinkocho, Yokosuka City, Kanagawa, Japan.

写真撮影:2008年02月20日

しゃとるよこすか

京急横須賀中央駅下車 徒歩15分
しゃとるよこすか
しゃとるよこすか

 横須賀市役所内に置いてあった、「しゃとるよこすか」の模型です。まだ置いてあるかどうかはわかりません。老朽艦なので、こんなに綺麗な色ではありませんよ。
 大型カーフェリーによる長距離航路の開設は、首都圏と九州圏を結ぶ陸上長距離トラック輸送を海運に転換しようとする施策(モーダルシフト)であり、環境に優しい海の物流の大動脈として期待されていました。また、人々の行き交う観光交通手段としても利用できるため、横須賀港の歴史にとって画期的な出来事でした。
 横須賀市は都市像を「国際海の手文化都市」として掲げ、海に向かって開かれた街作りを目標に、東京湾の入り口に位置するという地の利を生かした、港湾利用を進めています。
 シャトル・ハイウェイライン(久里浜-大分航路)は、所要時間約21時間30分、旅客定員284人、車両搭載数は乗用車105台、トラック100台、運航日は毎週日曜日と、年末年始を除く毎日運航。しかし、船齢が15年を超える老朽船である上、余裕のない運航ダイヤが災いして機関トラブルを起こしやすく、欠航や大幅な遅延が頻発していました。
 2006年3月期末時点で約42億900万円の債務超過に陥っていたことに加え、原油価格高騰のあおりを受けて経営を更に圧迫。2007年9月3日、横浜地方裁判所横須賀支部に自己破産を申請し事業停止し、倒産してしまいました。就航から運航停止までわずか3年半という短さでした。地元でさえその存在を知る人がいないほど影の薄い存在に終わってしまいました。
三浦半島観光地図:横須賀市小川町・横須賀市役所

写真撮影:2006年12月05日

しゃとるよこすか

京急横須賀中央駅下車 徒歩15分
しゃとるよこすか
しゃとるよこすか

 「しゃとる おおいた」は15,137総トン、全長178m、全幅24.8m、出力28,800馬力、航海速力22.9ノット(最大24.2ノット)。旅客定員285名。車両積載数:トラック175台・乗用車104台。林兼造船(下関)建造。1987年6月竣工。元・日本沿海フェリー(のち、ブルーハイウェイラインに社名変更)「おおあらい丸」→「さんふらわあ おおあらい」。「COSMO 3」に改名後、2004年4月より「しゃとる おおいた」として運航しました。
 「しゃとる よこすか」は11,274総トン、全長178m、全幅25.0m、出力29,700馬力、航海速力23.0ノット(最大25.0ノット)。旅客定員284名。車両積載数:トラック175台・乗用車104台。石川島播磨重工東京工場建造。1989年3月竣工。元・日本沿海フェリー(のち、ブルーハイウェイラインに社名変更)「えりも丸」(2代目)→「さんふらわあ えりも」。「COSMO 5」に改名後、2004年4月より「しゃとる よこすか」として運航しました。

写真撮影:2006年12月05日
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