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地名の由来からもわかるとおり、リアス式海岸の入り江があり、風よけの港として使われていた場所です。このような入り江も、現在ではなくなってしまいました。 1865年(慶応元年)に建設が始まった横須賀製鉄所によって、大きく地形が変わってしまいました。拡張に次ぐ拡張に合わせ、さらに地形は変わっていきました。 太平洋戦争後、アメリカ軍に接収され、住宅建設のために山の切り崩しや埋め立てが行われました。 往時の地形は、まったくわからなくなってしまうほど改変されてしまいました。
1903年(明治36年)の地図です。 これよりも古い地図は、かなりテキトーに書かれたものしか持っていないので、ちゃんとした地形はわかりません。 伊能忠敬が調査しているはずなんですが。
1921年(大正10年)の地図です。 かなり埋め立てが進んでいます。港湾施設として利用されていることがわかる埋め立てです。
1950年(昭和25年)の地図です。 かなり広い土地になりました。もっとも大きな第6ドックも完成しています。
1967年(昭和42年)の地図です。 この時点では、大きな変化はありませんでした。
2016年(平成28年)の航空写真です。 とある地図サービスの航空写真です。こんなに精密に見ることができるなんて!! かなり埋め立てが行われたことが分かります。 泊町にあった入り江は完全に埋め立てられ、稲岡町と小川町の間にあった入り江も埋め立てられ、新しく横須賀新港埠頭が完成しました。