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横須賀市中央消防署 |
京急横須賀中央駅下車 徒歩7分
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1973年(昭和48年)12月19日に完成した、中央消防署本署です。鉄筋コンクリート構造で、地上6階、敷地面積は約2162u、延べ床面積は約2746uになります。横須賀市内の消防署、分署、出張所の中では、もっとも規模の大きな消防署です。
1948年(昭和23年)3月7日、官設消防より自治体消防となり、本部を米が浜通に設置し、第一消防署・第二消防署、小川町出張所、船越出張所、逗子出張所、浦賀出張所、久里浜出張所が設置されました。
多くの消防車を見ることができます。横須賀米軍基地には原子力空母・原子力潜水艦が配備され、内川には原子力発電所の燃料を製造するグローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンがあるので、特殊災害対応車を配備した方が良いのではないかと思います。 |
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中央消防署でひときわ目立つ鉄塔、たぶん、訓練塔だと思います。
もしかしたら、電波塔かもしれないけど、電波塔にしては電波を受信するためのアンテナが設置されていないし。実は消防無線もアナログからデジタル化が進んでいるので、ホームセンターで大きな携帯電話のような形をした受信機を購入しても、傍受することはできないかもしれません。アナログ波なら150MHz帯で傍受することができるのですが。
ホースタワーかなとも思ったんですが、ホースタワーにしては極端に高すぎるし。普通は建物の横に設置するものだし。
物見櫓を設置するような時代じゃないし。
消去法で考えていくと、訓練塔しかないんじゃないかなーと思います。消防士は火事がないとやることがないと思っている人も多いかもしれませんが、実は事務仕事もあったり、消防車・救急車がいつでも出動できるように点検準備をしたり、各地の消火栓の確認なども行っていたりします。
そして空いた時間にタバコを吸って、スポーツ新聞でも読んでとはいかず、訓練が待っています。消防署によっては鬼軍曹のような厳しい人に、厳しい訓練を課せられることも・・・
消防隊員は出動の回数が少なくても、救急隊員は1日10件も出動することも。
火事がなければヒマな仕事というわけではありません。私たちの命を守ってくれる、重要な仕事です。 |
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平成8年7月15日に導入された、査察車。
一般の商用車に赤色灯を装備しただけの車両。最近では、地域の公害防止計画や環境保全計画に基づき、低公害車・ハイブリッドカーを採用することが多くなっています。
立ち入り検査時の運用、火災防止の呼び掛けといった広報活動、災害発生時には人員・物資の輸送などに使われます。消防署員の移動のためにも使われる車です。
地味でこれといって特別な装備もない車両ですが、使用頻度がもっとも高い車両かもしれません。 |
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N426 横浜800そ6337 H19.11.15 10人
人員輸送者とも呼ばれる車両です。多くの場合、マイクロバスがベースです。
現在は人員輸送者は、支援車V型と支援車W型に分類されています。支援車V型は乗員人数20人以上のマイクロバスをベースに、車両の後部に資機材などの積載スペースを設けた多目的高機動車です。W型は悪路走破性と機動性の高い、小型四輪駆動車をベースにした高機動支援車です。
災害現場へ消防隊員や消防団員を派遣するための車両です。大規模災害時には多数の軽症患者を一度に病院へ搬送するなど多目的に活用することもあります。
ワンボックスカーは指揮車に使われることが多いので、人員搬送車に使われているのは珍しいです。 |
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高規格救急車は、搬送中の患者への負担を軽減する防振ベットや救命救急士が使用するショックパンツ・自動式除細動器・輸液セットなどを装備し、より高度な救急処置ができるよう製造された救急車です。
トヨタの2-B型です。ハイメディックにとてもよく似ていますが、2-B型です。救急車のメーカーは、トヨタとニッサンが多いです。いすゞや三菱は、現在は製造していないようです。輸入車では少ないですが、メルセデスベンツかフォードです。
高規格救急車は、救急救命士制度の施行にともなって、高度な救急活動を支えるために作られた規格です。国産の製作が追い付かずにベンツ車が導入された時期もありましたが、日本の道路事情・住宅事情に合わず評判は良くありませんでした。
さまざまな機材を搭載し、車内スペースを広くしてあるため、どうしても大型化してしまいます。谷戸など細い道路の多い横須賀市域では、小型で小回りの利く救急車が求められます。
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平成12年1月20日に導入された、照明電源車です。ただのワンボックスカーに見えますが、小型電源装置を装備し、高性能化した照明のおかげで、ここまでサイズダウンすることができました。日産のキャラバンかバネットかな?
夜間の災害現場を照らすための車両です。搭載された発電機は、照明のほかにも、大規模停電時には医療機関などの施設への非常用電源として、応急の電力供給能力を持っています。
消防車として製造されるものがある一方で、建機メーカーが製造した民生版の照明車を消防用に改造したタイプなどもあります。 |
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水槽付ポンプ自動車 |
京急横須賀中央駅下車 徒歩7分
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ポンプ車は火災現場で中心的な役割を果たす車両です。ポンプ車は基本的に水槽を装備しておらず、消火栓などから水を得て放水します。そのため最近では、水槽付き消防ポンプ自動車が増えています。
この車両は一般火災などの災害に威力を発揮します。4トンのトラックシャーシーにポンプ(A-1級)を搭載し、水槽(1500リットル)を積載しより早い消火活動が可能となっています。小型の水槽を搭載しているので「T-A型」になります。
水槽を積んでいても、水槽内の水はわずか数分の放水で使い切ってしまいます。その数分間の間に、消火栓に接続して送水も行います。
大型の水槽付消防ポンプ自動車になると、8トンもの水を積んでいるものもあります。山間部や積雪地など、消火栓や河川など水を得られる場所の少ない地域では、大型の水槽付消防ポンプ自動車が使われています。 |
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救助工作車は、消防特別救助隊が交通事故やその他の災害現場で救助に必要な装備を積載しています。横須賀市では、このほかにU型の工作車などが各消防署に配置されています。
装備は、クレーンやウインチといった大きな工作機械やスプレッダー・カッターといった小型の工作機械など多くの救助資機材を積載しています。
救助工作車V型は、阪神淡路大震災を教訓に設定された震災対応型車両です。ウインチ、クレーン、発電照明装置、4WDシャシーが必須条件になっています。資機材はフル装備で、救助工作車へ積載しなければならない救助資機材、さらに震災対策用の画像探査機など、高度救助資機材も搭載しています。
平成13年3月21日に導入された救助工作車V型ですが、最近では車体の巨大化で狭い住宅街を走ることができないなどの理由から、より小型化された救助工作車V型が導入されるようになりました。
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40m級梯子付消防ポンプ車 |
京急横須賀中央駅下車 徒歩7分
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消防車と言えば、やっぱりはしご車。はしご車の最大任務は、人命救助で、救助隊の救助工作車と連携して運用されることも多い。はしご車は、高所の消火作業にも活躍します。
横須賀市では40メートル級、30メートル級、15メートル級を配備し、そのほかに屈折式のはしご車もあります。はしご車は大が小を兼ねることができないため、活動範囲に応じた高さのはしご車を用意する必要があります。
日野自動車とモリタが共同開発した、はしご車専用シャシーです。もっとも多く配備されているのが、30m級はしご付消防ポンプ自動車です。
50m級はしご車を使用している自治体もありますが、車体も大きくなり、市街地走行も難しくなるため、最近ではあまり使われなくなりました。
フィンランドでは、屈折式の80mはしご車があったりします。日本では重量の関係もあり、法律で公道を走ることができなくなってしまいます。
ちなみに、平均価格は1億8000万円から。こんなに高額なはしご車でも、現役時代に1人救助できれば、元は取れるという計算になります。維持管理にもコストがかかるので、消防車は必要な物ですが簡単には導入することができないのが実情です。 |
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平成10年5月22日に導入された、資材搬送車です。
完全に一般の商用トラックです。しかも、塗装すらしていません。やはり、経費節減のためでしょうか。
資材搬送車は、消防局によってさまざまなタイプがあります。商用車どノーマルな軽トラックもあれば、コンテナを積載できるもの、クレーンを装備しているものなど。そこまで大規模な物資を輸送することが少ないという理由で、一般のトラックを採用しているものと思われます。
多くの場合、普通のトラックが使用されます。 |
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