家庭菜園ではビニール袋や土嚢を使った白ネギの育て方がありますが、あまり一般的ではありません。ここでは栽培が容易な小型の青ネギの育て方を紹介します。いわゆる「博多万能ねぎ」です。アサツキ、ワケギも同じ育て方で収穫できます。
種蒔き以外でも、球根や苗で購入することもできます。もっとも簡単で確実なのは、野菜として売られているネギの根元部分を植え付けることで、そこから成長して栽培することができます。収穫期間はやや短くなりますが、もっとも手軽です。
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3月下旬・9月上旬 |
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春蒔きは桃の咲く頃、秋蒔きは萩に咲く頃、種子を蒔きます。浅い溝を掘り、間隔を開けて均一に蒔き、ふるいを使って薄く土をかぶせます。
種子は小さく乾燥に弱いため、新聞紙を敷くなどして発芽するまで乾燥対策をしましょう。 |
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3週間〜4週間後 |
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発芽した苗が7cm〜10cm間隔になるように、間引きをします。
追肥を行い、苗が倒れないように軽く土寄せしてあげます。 |
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9週間後 |
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草丈20cm〜30cmになったら、収穫できます。根元から3cm〜4cmを残して、ハサミで切り取って収穫します。また、必要な時に必要な分だけ収穫しても大丈夫です。
収穫後は、必ず追肥を行います。 |
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2年〜3年 |
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切り口から新葉が伸びてきたら、何度も収穫できます。収穫後は追肥を行います。
花茎(ねぎ坊主)が出てきたら、栄養が花に取られてしまうため、根元付近から切り落とします。
だいたい2年〜3年したら、新しく植え直すのが良いようです。理由はわかりませんが、長く栽培していると葉が硬くなってしまいます。同じ土による連作には向きません。 |
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