[特徴・生態] |
森林、ヤブ、渓谷、サバンナ、砂漠地帯の雑木林、標高4000mまでに生息するゾウの仲間。
体長は6m〜7.5m、尾長は1m〜1.3m、体高は3m〜3.35m、体重は5800kg〜7500kgになり、最大の陸生動物です。雄は雌より約2000kgほど重くなります。体色は灰褐色です。
牙は性成熟後、雌は成長が止まりますが、雄は成長速度は遅いものの伸び続けます。アジアゾウに比べると、耳がきわめて大きく、背中の中ほどがくぼんでいます。
雑居性で家族単位は1頭の雌と、その子からなります。2つ以上の家族単位に雄たちが加わり群れとなります。群れは母系集団で、1頭の雌が群れを率い、順位制があると考えられています。群れの規模は20頭〜30頭で、老雄はソリタニーになることがあります。
食性は菜食性が強く、木の葉や小枝を大量に食べ、1日のうち8時間を菜食に費やします。雌雄ともに8歳〜12歳で繁殖可能となり、子の大きさは体重100kg以上になります。寿命は50年〜70年です。 |