サンゴ礁に生息するスズメダイの仲間の海水魚。
体長は約8.5cmになります。雌は雄より大きくなります。体色は黄赤色〜赤色で、体側には3条の幅広い白色横帯があります。
ハタゴイソギンチャクと共生して生活しています。ハタゴイソギンチャクへの依存度は高く、宿主から離れることはほとんどありません。ダイバーが近付いても、イソギンチャクの中に潜り込んで様子をうかがいます。イソギンチャクの毒に対して耐性があり、イソギンチャクの食べ残したものを食べます。
クマノミの仲間に共通する特徴として、雄が卵を守ります。ゴミの掃除、胸鰭で新鮮な海水を送るなどをします。雌は外敵の防衛に当たり、次の産卵に備えてエサを食べます。また、雄から雌へ性転換を行い、1つのイソギンチャクの中で最大の個体が雌、2番目が雄になり繁殖を行います。他の個体は繁殖には参加しません。
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