平地〜山地まで生息し、田んぼ、小川に多く生息するナミヘビの仲間。
全長は80cm〜150cmになります。メスよりオスの方が大型で、大きなものは約2mになります。目つきが鋭く、赤い虹彩を持ちます。瞳孔は楕円形。背面は茶褐色の地に4列の細い黒色の縦縞が走ります。ただし大色には個体差が大きいです。幼体には縦縞がなく、小豆色の横縞があります。
カエルを最も好み、次いでトカゲやヘビを捕食します。他にも魚、サンショウウオ、ネズミ、鳥のヒナ、小鳥、爬虫類や鳥類の卵なども食べ、共食いもします。
地上性ですが、木に登ることもあります。日中に行動し、冬期は地中で冬眠します。敏捷ですが、追い詰められると咬み付いたり、尾で地面を叩いて威嚇します。
マムシ類が危険動物に指定されたため、生きた状態のまま漢方薬店で扱われているのは、ほとんどがシマヘビです。カラスヘビと呼ばれる黒色の個体が生まれることもあります。 |