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[名前・種類] |
イソガニ |
[学名] |
Hemigrapsus sanguineus |
[英名] |
Asian shore crab |
[名前の由来] |
磯蟹。磯に生息するカニのこと。 |
[分布] |
北海道以南〜中国 |
[科名] |
エビ目カニ下目イワガニ科 |
[特徴・生態] |
水の綺麗な岩礁の潮溜まりの岩の割れ目、転石の下などにもっとも普通に生息するカニ。
甲幅は約3cmになります。甲は丸みのある四角形で、額は幅広です。甲の前側縁の2歯は明瞭です。甲は黄緑色と赤紫色の不規則なまだら模様があります。個体ごとの色彩に大きな変異はなく、幼個体でも色彩は同じです。
成熟した雄は、はさみの叉の部分に、球状の突起を持ちます。はさみ脚は大きく、左右で大きさは同じです。はさみ脚には、紫色の斑点があり、歩脚では幅広い横縞が目立ちます。
食性は雑食性で、海藻、小魚、ゴカイ、貝類など、いろいろなものを食べます。干潮時に岩の下で活動します。 |
[感想] |
イソガニの標本です。
比較的、海水の綺麗な場所に生息しているイソガニです。湾や入り江の奥の方の汚れた海水のところでは、あまり生息していません。そういったところには、ケフサイソガニやヒライソガニが多く生息しているようです。
石をひっくり返すと出てくるカニですが、少し大きなカニで、外見も少し立派な感じです。ハサミも少し大きくて、力強い印象のあるカニ。ヒライソガニほどじゃないけど、三浦半島では普通に見られるカニの仲間になりますね。砂浜を歩いていると、たまにカニの甲羅だけが打ち上げられたりしています。
外洋に面した岩場でも生息しているみたいです。 |
[写真撮影] |
2007年09月26日 |
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