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[名前・種類] |
オウギガニ |
[学名] |
Leptodius exaratus |
[英名] |
- |
[名前の由来] |
扇蟹。甲が扇形をしていることから。 |
[分布] |
房総半島以南〜インド洋西部 |
[科名] |
エビ目カニ下目オウギガニ科 |
[特徴・生態] |
転石の下や岩の窪みでごく普通に見られるカニ。
甲幅は3.5cm〜4cmになります。甲は前方に開いた扇形で、オウギガニ類の基本形となります。甲面の甲域はよく分割されています。甲の前側縁には眼窩外歯を含めて5歯あり、いずれも三角形にとがります。個体によって色彩変異が多いですが、暗青色か暗灰色の個体が多いです。
はさみ脚は左右で少し大きさが異なります。
捕まえると体を丸めて動かなくなり、死んふりをします。
潮溜まりには、オウギガニ類が数種生息していますが、良く似ていて区別は難しいです。近縁のムツハオウギガニは、甲の前側縁に6歯あります。 |
[感想] |
オウギガニの標本です。
潮溜まりの石の下などに生息しているカニ。石をどかしてみるといるらしいんだけど、ヒライソガニばかりのような気がするなー。オウギガニっていたかなー?
カニを捕まえるために石をどかしたり、転がしたりしたら、ちゃんと元の状態に戻してあげてね。上下が逆さまになったままだと、石に付着している生き物が死んでしまうんですよー。海の生き物は、波で流されないように石にくっついて動けない状態になっていたりするので、1つの石を転がしてしまうだけで、生態系には意外と大きなダメージを受けてしまいます。
箱眼鏡を使って水中観察したり、カニ釣りをするだけでも、かなり楽しめますよ(^^) |
[写真撮影] |
2007年09月26日 |
[関連ページ] |
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