[特徴・生態] |
黒潮流域に生息する暖海性のクラゲ。
傘の直径は約8cmになります。半球形で紫紅色の傘の表面全体に細かい刺胞群の突起を持ちます。傘の上の色条は明らかではありません。個体によって色彩の変化があります。触手は8本で、レース状の口腕4本があり、触手が12本あるように見えます。
プラヌラ幼生から、ポリプを作らず、エフィラへと変態します。
6月〜8月になると、黒潮に乗って日本沿岸でも見られるようになります。外洋性で、台風や強風により集団で押し寄せてくることがあります。刺胞毒が強く、海水浴では注意が必要です。
発光する腔腸動物で、乾燥したあとでも水を加えると再発光します。イタリアでは古くから生化学的研究に利用されていました。 |