湖沼に生息するカモの仲間の冬鳥です。
全長は約141cm、翼開長は225cmになります。くちばしは全体の半分以上が黄色で、先端は黒く、鋭角的になっています。全身が白色で、脚は黒です。
家族群を単位として生活し、内湾ではアマモ、湖や河口ではアシ、ガマの茎や根などを食べます。近年では越冬地が増加しており、各地でパンくず、茶殻、穀類などの給餌がされています。北海道尾岱沼、青森県大湊湾、宮城県伊豆沼、新潟県瓢湖などが代表的な越冬地です。
体が大きく体温調節維持に必要なエネルギーが少なくてすむので、コハクチョウほど南下せずに越冬します。体重が重いため、飛ぶ時には長い助走が必要です。日本の野鳥ではもっとも重い鳥です。
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