バリケン

[和名・種類]

バリケン

[学名]

Cairina moschata

[英名]

Muscovy duck

[名前の由来]

ノバリケンを家禽化したことから。
別名、タイワンアヒル、フランスガモ。

[分布]

南アメリカ原産

[科名]

カモ目カモ科

[鳴き声]

[時期]

通年

[特徴・解説]

　南アメリカのノバリケンから、家禽化されたカモの仲間。
　雄は体重3.5kg～4kg、雌はその半分くらいになります。雄の嘴の基部には、こぶ状突起があり、顔は赤く裸出しています。体色は野生型の紫光沢のある暗緑色のものから、純白、純黒などがあります。
　古くから、インディアンによって飼育されていました。戦前、日本でも多く見られましたが、現在では少なくなっています。野生化し飛翔能力があります。
　アヒルとの雑種は、ドバンと呼ばれ、肉は美味です。雑種には繁殖能力はありません。

[観察・感想]

　怪鳥バリケンです。なんかちょっと七面鳥に似てなくもないですが、この姿形、特に顔を見たら、まさに怪鳥。キングギドラの方がよっぽど鳥っぽい感じさえします。
　もともと、食用として日本に輸入されたのかな？現在では食用にされることもなく、逃げ出したり、飼い切れなくて逃がしたりしたバリケンたちが、ひっそりと暮らしているようです。日本各地にいるようなのですが、まだ身近な場所で出会ったことはないですねー。もし出会ったら、かなりビックリするだろうなぁ(＾＾；)
　ウシガエルなんかも、食用として持ち込まれたけど、今では野生化しちゃってるし。バリケンは、たまにニュースに登場することもあります。変わった鳥がやってきたとか。