海抜800m付近の溶岩の多い草地に生息する、カモの仲間。ハワイの固有種です。
全長は約58cmになります。水辺での生活から、陸上での生活に適用するため、水掻きは約半分に退化しています。体はほぼ褐色で、頭の前半部と頸背は黒色、頸側は黄褐色で、斜めに走る数列の黒帯があります。
18世紀には25000羽がいたとされていますが、乱獲や野犬などの影響で第二次世界大戦後には30羽にまで減少し、絶滅が危惧されていました。しかし飼育下での繁殖により、1971年には650羽にまで回復し、2004年には500羽に回復しています。
ハワイ州では、州鳥に指定されています。好奇心が強く、人馴れしやすい性格です。飼育・繁殖もしやすく、日本国内の動物園で見かけることも多いです。
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