カルガモ

[和名・種類]

カルガモ

[学名]

Anas poecilorhyncha

[英名]

Spotbill

[名前の由来]

軽鴨。古事記や万葉集に登場するた「軽池」に夏にもいるカモのこと。

[分布]

日本各地

[科名]

カモ目カモ科

[鳴き声]

グェーグェーグェ、グェ。

[時期]

通年

[特徴・解説]

　日本各地の平野部の河川、湖沼、水田、干潟などに普通に生息するカモの仲間。近年、増加傾向にあります。
　繁殖期には水田に多く生息し、冬には狩猟圧のため、他のカモ類と混群を作り、公園などの禁猟区の水面や海岸に集まります。国内で繁殖し、北海道で繁殖したものは、暖地へ移動して越冬します。
　全長はオスが約63cm、メスが約53cmになります。翼開長は83cm～99cmになります。カモ類ではめずらしく、一年を通して雌雄同色です。
　クチバシは黒く、先端が黄色です。顔に２本の黒褐色の線があります。
　水辺を歩いたり、水面を泳ぎながら、首を水に入れて逆立ちになって採食します。草の実や葉、水草、水生昆虫、貝などを食べます。
　草むらやヤブの中などに営巣します。孵化したヒナは、親に付いて水辺に向かう姿は有名ですが、親が１羽ずつくわえて運んだり、体にしがみつかせて飛んで運ぶこともあります。また、ヒナを狙う敵の目をひくため、水面をバタバタと泳ぎ、傷を負っているかのように振る舞う擬傷を行います。

[観察・感想]

　良く行く公園に行くと、良く見かけるカルガモさん。いつも見かけているカルガモと、同じなのかどうかまではわからないけど。足に輪でも付いていれば、見分けが付くかもしれないけどね。
　三浦半島では水辺の環境が激減してしまったけど、ここ数年になってカモ類を見かける機会が増えてきたような気がする。見るからにドブ川のような川にまで、カモ類がいたりするんだよね。見かけるのは、ほとんどカルガモで、たまにマガモかアヒルなんだけど。
　下水道の整備が整ってきたので、川の水質が良くなってきたっていうことなのかなー？ドブ川でも、目を凝らしてよーく見てみると、カニとかエビがいたりもするんだよね。いちよ、生き物が帰ってきたってことなのかな。以前は異臭を放つようなドブ川ばかりだったけど(＾＾；)