海岸、漁港、河口、干潟、川の下流域、湖沼、堀などに生息するカモメの仲間。日本でもっとも内陸まで入るカモメです。
全長は約40cm、翼開長は93cmになります。背と翼上面が淡い青灰色です。初列風切の先端は黒く、嘴と脚は赤です。冬羽の頭部は白く、目の後には黒褐色斑があります。頭上を通って目と目を結ぶ淡い黒線を持つ個体もいます。西日本の干潟で見られるズグロカモメは嘴が黒くて短く、夏羽の頭部が真っ黒です。
魚、昆虫、死肉、果実などを食べます。人からの給餌にも良く慣れます。ダイビングしたり、水面付近を飛びながらくわえ取ったり、水面や地上で泳いだり歩いたりしながらついばむなど、多様な方法でエサを取ります。
数十羽〜数百羽の群れで生活します。 |