全国各地に普通に飛来する冬鳥です。
全長は約60cm、翼開長は約139cmになります。
翼先端の黒色部には白斑があり、上面は青灰色です。脚の色や冬羽の褐色斑は、オオセグロカモメと同じで、背や翼上面の色はオオセグロカモメより淡色になります。若鳥は酷似していて、識別は困難です。
内湾、港、河口、湖沼などで、他のカモメ類と混ざり合い、数十羽〜数百羽の群れを作ります。冬期は主に、魚の死肉などを食べる腐肉食性です。漁港や水産加工場のある場所では、大きな集団を形成し、魚のアラなどを食べて生活し、小群が船にまとわりついて飛び、捨てられる残飯を狙ったりもします。あまり外洋に出ることはありません。
育雛時、ひながくちばしの赤い点をつつき、親はその刺激で食物を吐き戻して与えます。 |