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ハシボソガラス


ハシボソガラス

[和名・種類]

ハシボソガラス

[学名]

Carrion corone

[英名]

Carrion crow

[名前の由来]

嘴細烏。

[分布]

北海道〜九州

[科名]

スズメ目カラス科

[鳴き声]

ガーガー。(濁っていることが多い)

[時期]

通年

[特徴・解説]

 平地から低山、都市近郊部、農村、海岸などに幅広く生息するカラスの仲間。しかし、都市中央部や、高山帯には余り生息していません。
 全長は50cm、翼開長は99cmになります。野鳥の大きさの基準になる鳥のひとつです。全身が黒く、羽には緑や青のかすかな光沢があります。
 クチバシはハシブトガラスに比べて細く、額からクチバシにかけて段差はありません。
 鳴く時には、腹を膨らませます。電柱や梢などにとまって、頭と尾を上下させ、ガーガーと激しく鳴いて縄張りを主張します。一般的に、ハシブトガラスは鳴き声が澄んでおり、ハシボソガラスは濁っていることが多いといわれていますが、必ずしもそうではない場合もあり、鳴き声だけで識別するのは難しいです。
 雑食性でハシブトガラスと同様に、地上で昆虫や腐肉、残飯などを食べます。農作物など、植物性のものを採食する比率が高いです。餌を物陰に隠して貯える性質があります。
 繁殖期にはつがいで縄張りを持って生活し、高木上に木の枝を集めて巣を作ります。
 秋冬は集団で生活し、大群で林をねぐらとしています。ハシブトガラスと混じっていることも多いです。

[観察・感想]

 ハシボソガラスの写真です。
 どこにでもいる、普通のカラスです。特別な種類のカラスではありません。普通に見かけるカラスは、ハシボソガラスとハシブトガラスの2種類になります。日本国内でカラスといえば、ハシボソガラスとハシブトガラスのことになります。
 ハシボソガラスは日本国内のみならず、東アジアに広く分布しています。それに加えて、なぜかヨーロッパにも分布しています。なぜ、ユーラシア大陸の東西に分かれて分布しているのか、謎ではありますが。大規模な気候変動とか、大陸移動などが原因なのでしょうか。いちよユーラシア大陸に広く分布しているとされていますが、大陸中央部にはあまり生息していないらしいです。ハシブトガラスに比べると、やや寒い場所を好むみたいです。
 ハシボソガラスは、知能が高いことでも知られています。鳥類の中ではトップクラスに賢いと言われています。スマホを使ったり、パソコンを使ったりとかはできないけど・・・。クルミなどのように硬い殻に包まれているような食べ物を食べるとき、高い場所からコンクリートの上に落として殻を割って食べたりすることができます。さらには、道路に置いて、車に轢かせて食べたりとかまで。かなりの頭脳プレーです。
 雛のうちから飼育すれば、キュウカンチョウのように人の声を真似たりすることもあるらしいです。

[写真撮影]

2008年12月31日

ハシボソガラス
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