[特徴・生態] |
平地〜山地の草原、田畑、河川敷などに生息するキジの仲間。
全長はオスで約81cm、メスで約58cm、翼開長は約77cmになります。オスの下面は緑色の金属光沢があり、尾羽が長く、顔が赤いです。
日中に地上を歩いて、草の実、昆虫などを食べます。夜間は樹上で寝ます。
繁殖期には、オスはけたたましい声で鳴いたり、ドドドと大きな羽音を立てて縄張りを宣言し、複数のメスと繁殖します。巣は地面を浅く掘って、枯れ葉を敷いて作ります。農耕地でひなをたくさん連れて歩くメスの姿を見ることができます。非繁殖期には、雌雄別々の群を作って生活します。
狩猟用に飼育鳥が放鳥されることもあります。北海道や対馬で朝鮮半島原産のコウライキジが放鳥されています。体が橙褐色で、首に白い輪があります。メスはキジに似ていますが、やや白っぽいです。日本の国鳥となっています。近縁種のヤマドリは、山中の林に生息します。 |