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シュバシコウ


シュバシコウ

[和名・種類]

シュバシコウ

[学名]

Ciconia ciconia

[英名]

White stork

[名前の由来]

朱嘴鸛。赤いクチバシをしたコウノトリのこと。
別名、ヨーロッパコウノトリ(欧羅巴鸛)。

[分布]

ヨーロッパ、北アフリカ、中近東

[科名]

コウノトリ目コウノトリ科

[鳴き声]

鳴かない

[時期]

-

[特徴・生態]

 水田、小沼、湿地などに生息するコウノトリの仲間。
 普段はアフリカに生息し、3月〜6月の繁殖期になると、ヨーロッパに渡り繁殖します。
 声を出す部分の筋肉が発達していないため鳴くことができず、クチバシを打ち鳴らす「クラッタリング」という方法で求愛行動をとります。
 松の木、人家の屋根の高い場所、煙突などに営巣します。雌雄共同で抱卵し、育雛をします。
 食べ物は、魚、小動物、カエル、昆虫などを捕食します。
 昔からヨーロッパでは幸福と長寿のシンボルとされ、幸せを呼ぶ鳥とされています。童話などでは赤ちゃんを運んでくると言われています。そのため人に危害を加えられることがなく、人を恐れません。日本のニホンコウノトリはクチバシの色が黒色です。

[観察・感想]

 写真だけ見ると、コウノトリと見間違えてしまうんだけど、こちらはシュバシコウ。シュバシコウと日本のコウノトリ、実は同じ種類だという説もあるんだけど。そのあたりは専門家によるDNAの研究などによって、近いうちに明らかになると思います。
 ヨーロッパの童話や絵本に登場するコウノトリは、シュバシコウのことです。赤ん坊をクチバシにぶら下げて飛んでくるのはありえないことだけど・・・。煙突や塔の上に、巣作りをしたりします。煙突にシュバシコウの巣ができると、幸運が訪れるなんて言われたりもする縁起の良い鳥です。日本でも商店の軒下にツバメが巣作りをすると、商売繁盛になるって言われてるのと似たようなものかなー。
 シュバシコウは日本国内には生息していないので、見るには動物園に行くしかないですねー。野生のコウノトリを探すよりは、動物園に行ってシュバシコウを見る方が簡単だと思います。野生のコウノトリ、いないもんねー。

[写真撮影]

2006年03月20日

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