低地から山地に生息する留鳥。西日本の常緑広葉樹のある暖地に多く生息していますが、街中、街路樹、庭木などでも良く見かけます。北海道には少なく、寒地や山地のものは、冬になると暖地へ移動します。
全長約12cm、翼開長18cmになるスズメよりも小さな小鳥です。上面はウグイス色で、目の周りは白く、下面は喉が黄色く、他は汚白色で、脇が栗色をしています。
花蜜や、柔らかい木の実、昆虫などを食べます。サクラの花の蜜、ツバキの花の蜜、ビワの花の蜜、カキの実なども好んで食べます。幹にとまって染み出した樹液を吸うこともあります。
繁殖期にはつがいで縄張りを持ち、木の枝にコケや枯れ草を使って巣を作ります。近年では、市街地でも繁殖する例が増えています。
繁殖期以外は群れで生活し、しばしばカラ類と混群になります。
冬にメジロの群れを庭に呼びたいときは、ウメやツバキなどの庭木を植えます。小瓶に砂糖水を入れて、枝先に吊るしておくなどの方法もあります。
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