南アフリカ沿岸部に生息する中型のペンギン。
体長は約70cmになります。胸に1本の黒い帯模様があります。目の上の白い帯模様は太いです。
トンネルを掘ったり、地表面に巣を作ったり、海岸に近い林に小枝を用いて巣を作ります。巣の密度はそれほど高くなく、成鳥は定住性が強いです。
産卵は通年行われますが、2月〜5月と、11月〜12月が産卵ピークです。1巣に2個の卵を産卵し、抱卵期間は38日間〜41日間です。ヒナの孵化後40日間は親に守られ、雌雄が交互に抱卵・子育てを行います。ヒナは孵化70日〜100日後に巣立ちます。最初の1年は海で過ごし、その後、繁殖地に戻ってきます。
マイワシ、カタクチイワシなどの表層魚を食べます。
船舶から流れ出る原油の海洋汚染、繁殖地の破壊、魚の乱獲、人によって持ち込まれた生物による被害によって、生存が生存が脅かされています。日本各地の動物園・水族館で飼育され、フンボルトペンギン・マゼランペンギンと交雑することもあります。 |