冬鳥として北海道や北日本に飛来する海ワシ類の仲間。
全長はオスで約88cm、メスで約102cm、翼開長は221cm〜244cmになります。くさび形の尾は、オジロワシより長めです。翼は上面の小雨覆、飛翔時下面の下雨覆がそれぞれ白くて目立ちます。翼は長くて幅広く、飛ぶと後縁がやや膨らんだ形をしています。
若鳥は全体に黒褐色です。雌雄同色です。
知床半島は越冬地として有名ですが、全体としては個体数の少ない鳥で、北海道以外では数少ないです。生息環境や修正はオジロワシと同じで、厳冬期に流氷の上などに止まっています。越冬地では明確な縄張りを持たず、魚が豊富にあるときに一時的に限られた水域に個体が集中することがあります。
夜は決まった木々や崖に、集団でねぐらを構えます。
1970年に国の天然記念物に指定されました。1993年に種の保存法施行にともない国内希少野生動植物種に指定されています。 |