平地の広いアシ原、草原、川原、湿地などに生息するタカの仲間。
全長は雄で約48cm、雌で約58cm、翼開長は113cm〜137cmになります。他のタカ類に比べ、脚、翼、尾も長めでスマートな体形をしています。雌雄ともに色彩変化が多く、いろいろなパターンがあります。灰色の頭部に、灰褐色の縦斑があります。背面が灰色のもの、頭部も背面も黒っぽいものなど、個体差があります。
北海道〜本州中部の一部で少数が繁殖しますが、ほとんどは本州以南に飛来してくる冬鳥です。
ゆっくりとしたはばたきと、翼をV字形に保つ滑翔を繰り返して低空を飛び、茂みに潜むネズミ、小鳥、カエルなどの小動物を捕食します。獲物を見つけると急降下して捕らえ、地上で食べます。
営巣生態は、地上に枯れたアシなどの茎を重ね、その上に枯れ葉を敷き詰めて皿形に作ります。 |