アフリカのサハラ砂漠以南の、サバンナや低木地、開けた森林に生息する代表的な鳥類の一種。
全長は約60cm、翼開長は約180cmになります。尾が短く、止まっている時はずんぐりしているように見えます。頭、腹、肩と、風切羽は黒色です。背と尾は栗色です。裸出した眼先と足は赤色をしています。翼の幅が広くて長く、尾は極端に短いので、飛行する姿は特徴的です。
上空を円を描きながら飛翔し、曲芸でもするかのように急降下や回転飛行を行ないます。他のワシの仲間と違い、飛ぶ時に少し体を揺すりながら、楽々と飛び回ります。木の上をねぐらとし、明け方の冷え込みが去るとすぐに飛び立って、1日のほとんどを空中ですごします。1日に300km以上飛ぶといわれています。
営巣形態は、大木に大型の巣を作ります。巣立ちまでの日数は90日〜190日で大きな幅があります。
食べ物は、ヘビ、トカゲ、ネズミ、小型のレイヨウ、小型の哺乳類などを捕食します。腐肉も食べます。動物園では、馬肉、ラットなどを与えます。
外見に似合わず、臆病な性格をしています。 |