川の上流の山から転がり始め、川に流されるにつれて、角は次々と削られていき、丈夫な部分だけを残し、静かな下流でその長い旅を終える宝石、ウォーター・ウォーン。水で擦り切れたという意味で、日本語ではさざれ石と呼ばれています。
自然の力で研磨され、優秀な部分のみが残された、質の良い宝石と言えます。自然の水の流れのすごさを感じさせる宝石です。水の持つ魔力とも言えるでしょう。
南フランスのピレネー山脈のふもとの洞穴から湧き出すルルドの泉は、重病人を癒すという聖なる湧き水です。現在、ルルドの聖母祝日として、ミサが行われています。
また、かつてのギリシャでは、水と大地の女神デメテルに捧げる日です。
日本では、国家の中に、さざれ石の名が歌われている宝石です。
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