2月は1日を加えて、うるう年の調節をする月です。
かつてローマでも、4年ごとに2月24日を2回設けて、うるう年としました。その年のことを、Leap yearと呼び、跳ぶ年と呼ばれました。飛び跳ねて動き回るカエルと、多産と豊穣のシンボルであるウサギで象徴されています。
ウサギは穴居動物として、地下世界を表し、菜食主義、魔女の使い、月に住む女神の大切な動物です。ヘブライでは、不浄な動物とされていました。キリスト教では、謙譲を表すと言う二面性を持った動物です。
春の回帰、再生、豊穣を意味し、尻尾は赤ちゃんの乳母車の中に入れたり、身に付けたりと、お守りとして扱われていました。
日本で作られる雪と、赤いナンテンの木の実の目を持った雪うさぎは、雪の輝きを示し、温かさを漂わせる、白い真珠を連想させてくれます。
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